さんげ

開導聖人御教歌
「さんげせば心の罪や消えぬらん 身におひきつるおも荷おろして」

私たちは、何か悪しき行いをした時、それを隠そうとするものです。
幼い頃であれば、家の”もの”を壊したとき、親に隠そうとするものです。

しかしながら、隠していることが段々と苦しくなり、気分が落ち込むようになります。最終的には、親に真実を話して、その時は叱られますが、心の中はすっきりとするものです。

誰しも、このような経験があるものかと思いますが、ちょっとした悪事を告白し、罪の意識から開放される心境が「身ににおひきつるおも荷おろして」ということになります。

ちょっとした嘘、陰口悪口、仕事上での些細なミスなど、大人になりましても隠しておきたいことは多々あるものです。放っておけば、分からないということでも、後々になって支障をきたすことも多々あります。

小さな悪事も放っておかず、迷惑をかけた人に対して誠実に対処をすることが大切です。

また、御教歌には「さんげ」とありますが、これは罪を告白することだけで良いとするものではありません。悪事を告白し、二度と繰り返さないように誓い、行いを正すことが「さんげ」なのです。

「すいません」とあやまって、それでよしとして、行いを正さなければ、本質的には何も変わりません。過去を反省したあと、行動を改めていくことが肝心なのです。

学校や会社に遅刻をしたのであれば、前日の夜、少し早く寝て早起きをするよう改善する。上司からの頼まれごとを忘れてしまったのであれば、すぐにメモを取って見直すくせをつける。お金をあっという間に使ってしまうのであれば、まず最初に貯金をする。

など、ちょっとしたことの改善の積み重ねが、自分自身の成長に繋がるのです。

自分の行いを見つめなおし、悪かった点があれば非を認め、行いを正すことが大切です。

ましてお互い、遠い過去世から今生に至るまで、御法を謗る悪事を行ってきたのでありますから、教え通りの信心修行につとめる「さんげ」行をさせていただくことが大事です。

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馬鹿になれ

昔、先輩から「馬鹿になれ」と教えていただいたことがあります。人間は誰しもこだわりやプライドを持ち生活をしているのだと思うのですが、特に私の場合は変なプライドというものがありまして、どちらかと言うと自分は正しい人間だと思っていました。

そうした小さなプライドを守るために、自分の考えを押し通しますから、その考えを馬鹿にされたりすると、すぐに怒りの心を抱いていました。そして、そういう自分の考えと合わない人を遠ざけて、そういう人達をかえって見下して馬鹿にする態度をとってしまうのです。

本当は自分の考えが少なからず間違っているのに、相手ばかりを責めてしまう。本当の自分を馬鹿にされるのが怖かったから…自分を守りたかったかもしれません。

そんな哀れな態度が見て取られたのか、先輩が「馬鹿になれ」と忠告してくれたのだと思うのです。とにかく自分が馬鹿だなあ、恥ずかしいなあ、間違っているなあと思うことをやってみる。注(物には限度というものがありますから、人に迷惑かけない程度に・・・)

そうすると自分も馬鹿だなあと素直に思えてくるものです。そう思えてくると、なんだかすごく楽な気分になり、いままで片意地をはっていたことが何でもないことに気付いたりします。そして、相手の嫌な所が実は自分にもあること、自分もそんな偉そうなことを言えた人間ではないことも思えたりします。

そんなことで、相手に対して、多少のことで怒らなくなり、変に人を見下すことがなくなり、敬うという気持ちも起きてきました。世界が変わってみえてくる。性格も明るく、柔らかくなれた気がします。

なにも自分を卑下しなさいと言っているのではなくて、自分自身の嫌な部分、馬鹿さ加減をしることが大切であって、お互い様だと思えればいいと思います。お互い様だと思っている人には、とても親しみを感じます。

反対に、へんに威張っている人、私が正しいと思っている人は、近づきにくいものがありますし、自分のことも省みれない人だと思われてしまいますし、たぶん、そういう人は、結構辛く感じることが多いのではないかと思います。

先輩の言わんとする所を、まだまだお伝えできていないと存じますが、お互いに変なプライドは早く捨て去ってしまい、愚かな自分も素直に認めて、そしてお互いさまという気持ちを心に抱いて生きていくことこそが、自分もみんなも幸せに近づく道だと、そのように感じている次第です。

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他の人のためという心

先日、「大失敗にも、大不況にも負けなかった、社長たちの物語」と言う本を読んでいましたら、その中にカーネル・サンダース氏のお話がありましたので、紹介させていただきます。

誰もが一度は口にしたことがあるであろう、ケンタッキーフライドチキンの創業者であり、そのどの店舗にもサンダース氏が笑みを浮かべた人形が立ってあります。

しかし、あの笑顔とは裏腹に、彼はとても喧嘩っ早い性分だったそうです。
彼が務めた業種は数多く、農業、鉄道会社、弁護士、保険外交官、秘書、ランプの製造販売、タイヤのセールスマンなど「転職王」と言われても過言ではない方だと言われています。

どの業種も成果を挙げていたのですが、彼はあまりに正義感が強く頑固であったせいか、どの業種の人ともうまく行かず、喧嘩しては辞め喧嘩しては辞めの繰り返しだったそうです。

そんな彼がガソリンスタンドの経営を始めました。そこで、お腹を空かせたドライバーも多いことから店の脇に小さなカフェを始め、そこで出したチキンが大好評となり、そこからケンタッキーフライドチキンが始まったそうです。

彼の経営方針は興味深く、一番大切にしていたのはお客様に対するサービス精神だったそうです。スタンドに来たお客の車を隅から隅までキレイにし終わると「なにか他にできることはありませんか?」と必ず聞いていたそうです。

また、スタンドにはよらず、店の前の道で地図を広げているドライバーを見つけると、すかさず飛んで行き「どちらに向かっているのですか?」と伺い丁寧に道を教えてあげていたそうです。

なぜ彼がそこまでしてサービスにこだわったのかと言うと、「他の人に最高のサービスをする人が、もっとも利益を得る人だ」「自分の利益のことを考える前にまず貢献すること」と話されたそうです。

そんなサンダース氏の接客の良さが好評となり、当時のドライバーは皆、彼のお店にガソリンを入れに行っていたそうです。

他の人のことは第一に考えるということは、難しいことですが世の中において成功をおさめた人というのは、自分のことよりも他の人のことを考えているものです。

仏教においても、他の幸せを優先的に考え時間や身体などを使うことが大切で、それが自分自身の幸せにも繋がると教えられております。

お互いに、忙しい世の中において、他の人のためという心を見失わないようにしていきましょう。

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心の栄養素となることに関心を持とう

私達は何歳になっても、生きている限り、何かすることがあるというとはとても有難いことだと思います。

生活の糧を得るために働く、それも大事な事です。けれども仕事を離れたところでも
自分の人生を充実させるような役割なり、趣味をもっていないと、心身共に衰えてしまいます。

そういう意味で常日頃から自分の人生を充実させるようなことに興味、関心を持つように心がけたいものです。私事になりますが、ドラムを演奏するのが趣味ですので時々、渋谷のスタジオに行ってドラムを叩きにいっております。

スタジオには高齢でバンドを組んでいる人もみかけますが、やっぱり趣味に講じている人は若々しいです!!

特に趣味などもってない方は何でもよいので自分の気に入った物や興味のある物に取り組んでみましょう、きっとイキイキ、ハツラツになります。

そして「心の栄養素」といえば御題目口唱は何よりの心の、そして体にとっても栄養素です。

寒参詣も残り後わずかですが、常日頃からお参詣して御題目をお唱えいたしましょう!!

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