他の人のためという心

先日、「大失敗にも、大不況にも負けなかった、社長たちの物語」と言う本を読んでいましたら、その中にカーネル・サンダース氏のお話がありましたので、紹介させていただきます。

誰もが一度は口にしたことがあるであろう、ケンタッキーフライドチキンの創業者であり、そのどの店舗にもサンダース氏が笑みを浮かべた人形が立ってあります。

しかし、あの笑顔とは裏腹に、彼はとても喧嘩っ早い性分だったそうです。
彼が務めた業種は数多く、農業、鉄道会社、弁護士、保険外交官、秘書、ランプの製造販売、タイヤのセールスマンなど「転職王」と言われても過言ではない方だと言われています。

どの業種も成果を挙げていたのですが、彼はあまりに正義感が強く頑固であったせいか、どの業種の人ともうまく行かず、喧嘩しては辞め喧嘩しては辞めの繰り返しだったそうです。

そんな彼がガソリンスタンドの経営を始めました。そこで、お腹を空かせたドライバーも多いことから店の脇に小さなカフェを始め、そこで出したチキンが大好評となり、そこからケンタッキーフライドチキンが始まったそうです。

彼の経営方針は興味深く、一番大切にしていたのはお客様に対するサービス精神だったそうです。スタンドに来たお客の車を隅から隅までキレイにし終わると「なにか他にできることはありませんか?」と必ず聞いていたそうです。

また、スタンドにはよらず、店の前の道で地図を広げているドライバーを見つけると、すかさず飛んで行き「どちらに向かっているのですか?」と伺い丁寧に道を教えてあげていたそうです。

なぜ彼がそこまでしてサービスにこだわったのかと言うと、「他の人に最高のサービスをする人が、もっとも利益を得る人だ」「自分の利益のことを考える前にまず貢献すること」と話されたそうです。

そんなサンダース氏の接客の良さが好評となり、当時のドライバーは皆、彼のお店にガソリンを入れに行っていたそうです。

他の人のことは第一に考えるということは、難しいことですが世の中において成功をおさめた人というのは、自分のことよりも他の人のことを考えているものです。

仏教においても、他の幸せを優先的に考え時間や身体などを使うことが大切で、それが自分自身の幸せにも繋がると教えられております。

お互いに、忙しい世の中において、他の人のためという心を見失わないようにしていきましょう。

Share on Facebook

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。