年末を迎えて

明治三年と推定されますが、開導聖人は、大阪玉江組の、秦 新蔵さんという強信者へ次のようなお手紙を出されています。

「最草年内余日もこれなく 京も皆々しまひ 講にて 又めでたき春をむかへてと存候  おかの様 お幸様 お良女 よし枝様 正 七ぬし等へも歳末の御祝儀申上たく候

    一とせの くるゝなげきに 引かへて
           春にちかつく よろこひもあり

来陽 めでたくと申納めまゐらせ候 かしこ
十二月十八日の夜 認」

お手紙の内容については、おわかりのここと存知ますが、「今年も早いもので、年内残り僅かとなりました。京都でも年末のお礼御講が、あちらこちらで勤まり、新春の良い年を迎えようとしています。他の皆様にも、歳末のご挨拶をお伝え下さい。」とお述べに成られ、この御教歌をお詠みになり、「良い年をお迎え下さい」と結ばれています。

乗泉寺でも、二十日が教区のご奉公納めですから、「しまい講」お礼御講があちらこちらで勤められ、「一年たつのは、早いわね。あっという間ね。本当に早いわね。」と云う声が交わされている今日、この頃であります。 

平成二十六年度、皆様におかれましては、どの様な一年で有りましたでしょうか、年末に当たり、今年を振り返り、良かった点は益々来年も伸ばしていく。悪い点は、懺悔・改良させていただきましょう。

年の瀬を迎え、何かと慌ただしい今日この頃でありますが、今日の一日も、一生の日数の中であります。一年が暮れていくのは寂しいものですが、新しい春を迎える喜びを持ち、明るく前向きに、一日々々を無駄に過ごすことなく、大切にすごしましょう。

開導聖人御教歌に
一とせの くるゝなげきに 引かへて
          春にちかづく よろこびもあり

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五欲と三毒

開導聖人は御教歌に
五欲とは したやのみたや かねほしや ねむたや人に よくいはれたや
とお示しです。

したや(色欲)、のみたや(飲食欲)、かねほしや(財欲)、ねむたや(睡眠欲)、よくいはれたや(名誉欲)の五つが五欲であるとお教えです。

これらの五つの欲望は、私たちが生きるためには、必要な物です。しかし、「もっと欲しい、もっと欲しい」と貪りの欲・貪欲を起こしますと、欲しい物が手に入らない時に、瞋りの心が涌いてきます。 そして、欲しい物を手に入れる為に、他の人を踏み台にしたり、傷つける癡かな行為をしてまでも、手に入れようとします。貪りの欲は苦しみの本です。

貪欲(餓鬼の心)、瞋恚(地獄の心)、愚癡(畜生の心)を三毒といい末法の私たちは、これらの心が強盛です。では、どのように鎮めたら良いのでしょうか、

開導聖人の御指南を拝見いたしますと
「貪は諸苦の因と。さて貪瞋癡の欲の根をたち切て。煩悩の枝葉 をからすを信心と云也」 

とお示しで、諸々の苦しみの原因である貪りの欲の根を断ち切り、患い悩ます煩悩の枝葉をからすためには佛立信心をさせていただき、お題目口唱をさせていただくことであるとお教え下されています。

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御法にお出会い

絆私たちがお講席で堂々お唱えさせて頂く、『妙講一座』の御文に「ああ有り難や、まれに人身を得、適仏法にあへり」という御文があります。

人間に生まれ、御法にお出会い出来たと云うことは、大変な果報なのでございます。 

み仏は「爪上の土」(涅槃経)とお教え下され、広い砂浜で砂を指の爪ですくって、爪の上に残った砂は一粒・二粒あるかないかであります。たくさんの生物がいる中で、人間に生を受けることの難しさ譬えられております。 

そして『妙講一座』には「今此下種の大法にあい奉らずば、何ぞ唯信のみにて仏果を成ぜん」とあり、上行所伝本因下種の大法でなければ、末法の凡夫は救われない、とお示しでございます。 

下種の大法にお出値いするのは、人間に生まれる事よりさらに難しいことで、御仏はこれを「一眼の亀の浮木の孔に値えるがごとし」(妙荘厳王本事品)と、片方の目が不自由で方向感覚がない亀が、大海原の海面を漂う浮き木を見つけ、たどり着くことよりも難しい。とお示しでございます。 

まれに人間界に生を受け、しかも下種の妙法にお出値い出来た喜びを「忘るゝ間なく 南無妙法蓮華経」といつでも、どこでも唱え重ねることが大切であります。

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今年の夏

向日葵八月気象庁が発表した六月から八月までの三ヶ月予報によると、昨年のような猛暑になる可能性は低いが、東日本以西の平均気温は平年並みか、平年より高くなる見込みであった。 

しかし、「節電列島」を本格的な夏の暑さがおそっており、記録的な猛暑だった昨年より四日早く、三十五度以上の「猛暑日」が観測され、熱中症が原因と見られる死者が続出している。十日~十六日迄の東京地方の週間天気予報では、連日熱帯夜、真夏日、猛暑日である。 

熱中症を引き起こす条件としては、気温と湿度が高く、風が弱く日差しが強く、激しい労働や運動によって体内に著しい熱が生産され、暑い環境に身体が充分に対応できない時とされている。 

また脱水状態の人、高齢者、肥満の人、過度の衣服を着ている人、普段から運動をしていない人、暑さになれていない人、心臓疾患や高血圧などの薬を投与されている人、睡眠不足の人が、熱中症になりやすいと言われている。 

日常生活で注意する事は、睡眠を充分に取り、日陰を選んで歩き、暑さをさけ、クールビズを実行し服装を工夫し、暑さに徐々に慣れるように工夫をし、急に暑くなる日に注意すると、熱中症になりにくいと言われている。

そして、朝夕のお題目口唱を怠らずさせて頂き、題目開眼功徳水であるお供水を充分に頂き、水分補給をしっかり行い、元気にお寺、お講参詣をさせて頂きましょう。

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報恩

御仏は、「一切の衆生は悉く我が子」と仰せになり、三毒強情、無智にして罪障の深い凡夫・すべての衆生を救い尽くそうと大慈大悲を垂れたもうのでございます。 

その大慈大悲により、法華経本門八品を説いて、自らが仏に成るために為されたご修行の功徳のすべてと、その結果得られた果報のすべて・因行果徳の二法を、妙法五字に包み込まれ、上行菩薩に授けられたのでございます。そして、上行菩薩は末法の世に日蓮大士としてお出まし下されたのであります。 

お祖師様のご生涯は、大難四ヶ度、小難数を知らずのご法難に負けることなく、御仏の金言のままに、身命をなげうって、一切衆生がお題目を唱えられるように、我も唱え人にも勧めるご弘通の生涯でございました。 

お祖師様のご妙判を拝見致しますと、

「日蓮が慈悲広大ならば南○経は万年の外、未来までも流るべし」

と、末法万年の外までの膨大な時間をかけて、一切の衆生をお救い下さるお慈悲が広く大きい事をお示しでございます。 

世間には、お祖師様の偉大なお徳、み教えを尊敬したり、感心したりする人はいます。しかし、謗法の穢れなく仏祖のみ教え通りお題目を唱え、人に勧め、助けようと努力し、苦労する人は少なく、不孝者ばかりでございます。 

私たち佛立信者は、最勝の教えである本門の御題目・上行所伝の妙法を、われわれお互いに授けようとなさる御仏の大慈大悲、お祖師様のお慈悲を感得し、不孝者にならないよう、我も唱え人にも勧める菩薩行に精進させていただくことが大事大切なのでございます。

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